「さわやか福祉推進センター」の看板を掲げてから17年。堀田力とその仲間たちが幾多の苦難を乗り越えながら切り拓いてきた、「あたたかいふれあい社会」実現に向けた苦闘の足跡が、ここには余すところなく語り尽くされている。
「この道」というタイトルで2007年10月から2008年3月まで115回にわたり、東京新聞・中日新聞の夕刊に連載された作品を構想も新たに纏め上げた単行本。
家を出てご近所の人と顔を合わすだけで何となく心楽しくなるような、そういう「あたたかいふれあい社会」はもう取り戻せないのだろうか。
私は、そうは思わない。
■目次
検事退職
福祉ボランティアの世界へ
全国に広がる団体立ち上げの波
阪神・淡路大震災とNPO立法
子どもたちにボランティア体験を
介護保険の構想からスタートへ
肩書なし、決済なし
福祉は地域の熱意から
ボランティアに対する法制と税制
「ケア」から「ふれあい」へ
人間開花社会の実現に向けて
小説家になりたかったツトム君
あすなろの夢を追いかけて
◆出版社/東京新聞出版局 ◆定価/\1,400(税込)
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