小さな環境・小さな友達 〜環境保全で社会参加〜

 昨年12月えんがわくらぶを通じ、古賀東小学校のフェスタに参加、山川代表より「何か良いバザー品が無いだろうか」との問い合わせに対し、私がライフワークにしている「趣味と環境保全」のテーマ品、多肉植物、パラダイスフィッシュを出品することになりました。
 多肉植物はヒートアイランド現象を抑止出来る植物として期待されています。パラダイスフィッシュは木登り魚の一種で、えら呼吸と肺呼吸をする面白い魚で、ヒーターやエヤーポンプもいらないボーフラを良く食べる環境に優しい鑑賞亜熱帯魚であります。
 子供たちの人気は正にパラダイスフィッシュでした。その時知り合いになったのが当時3年生だった鳥飼 遼介君(現在4年1組)は今でも友達です。鳥飼君は本当に観察力のある元気な子供で、この1年間、時あるごとに自宅に魚についての問い合わせの電話を貰い、その熱心さに驚いています。
本人には環境保全のことなど、まだ話しておりませんが最近のヒートアイランド現象による環境悪化を、この子供たちが大きくなった時地球の温暖化を防止するための対策として引き継いで欲しいと思っています。

鳥飼君のこと
えんがわくらぶ代表/山川 千寿
 鈴木SLAとは、大の仲良しで鈴木さんが講師として「えんがわくらぶ」に来られる日には鳥飼君に忘れずに連絡をしておきます。2人が楽しく話している姿は実にほほえましいものです。夏休みの時もお祖父ちゃんと一緒に「えんがわくらぶ」に来てくれましたし、今では、鈴木さんの次にパラダイスフィッシュに詳しいだろうと思います。鈴木さんには良い弟子が出来ましたねと話しておりますが、小学校の玄関と校長室の水槽にいるパラダイスフィッシュは、鳥飼君の担当だと校長先生に聞きました。11月に予定されている東小フェスタでは、パラダイスフィッシュの飼い方説明付き販売には鈴木さんの助手をやって貰おうと話しています。それほど感性豊かな素晴らしい子供で、「えんがわくらぶ」にも良く遊びに来てくれています。

昨年の9月の中旬のこと、側溝工事に伴う通学路の変更のため保護者が交代で交通指導をしていたところ、ご近所にお住まいの東谷 満徳さん(80歳)が手伝ってくださいました。

やがて、工事が終わり通学路ももとに戻ったので保護者の交通指導は解散しましたが、小学校の西門下(階段)の横断歩道のところは、通学時間帯の車の交通量が多いと言うことで今も東谷さん一人で交通安全の黄色い旗を振ってくださっています。
「家にいても暇だから」と笑顔でおっしゃるのですが、雨の日も冬の寒い日も、朝だけではなく「小さな郵便屋さん」が届ける「トライアングル」を見て、全学年の下校時間も見守ってくださり学校としても頭の下がる思いです。
ごくまれに所用で休まれることがあり、そんな日は「おじいちゃん病気かな?」と子供たちの心配の声が聞かれますが、ご本人は「良い運働になって、今年は風邪もひかなくなった」とお元気でホッと胸をなでおろしています。

子供たちは、そんなおじいちゃんに「おはようございます」や「さようなら」の挨拶をしています。
学校や家庭だけでなく、地域の方の暖かいまなざしのなかで子供たちが育まれていることを、もっと沢山の人たちに気が付いて頂きたいと思います。

東谷さんの笑顔が今日も子供たちの登下校を待っておられます。どうかご無理をなさらずに、これからもお元気で子供たちを見守って頂きたいと思います。