古賀市高齢者福祉の先進的な事業として園芸福祉を推進するが、この事業を推進する園芸福祉サポーター制度を導入しようと日本園芸福祉普及協会と古賀市緑のまちづくりの会共催で平成16年6月19日(土)・20日(日)、26日(土)・27日(日)と古賀グリーンパーク「ふれあいセンター・りん」で園芸と福祉の学習を、「ふれあいガーデン・あい」でモデルガーデンの実習を実施した。受講者は38名で、うち古賀市民が15名参加した。修了後、古賀市民の12名が園芸福祉サポーターとして登録をしてもらった。
受講者は21歳の最年少女性から69歳の最高年男性まで、女性が65%、男性35%であり、50歳代32%、60歳代26%、30歳代16%、40歳代16%である。
最初から5班のグループに分かれての学習・実習だったので、仲良く楽しく仲間づくりが出来ていた。修了後には別れがたく、いつまでもガーデンで写真を撮ったりしていた。花と緑が好きな人たちだけに最後まで笑顔が絶えず楽しそうであった。

修了後の発表では、◆講師の講義や実習がわかり易く理解できた◆仲間づくりが出来て良かった◆楽しく学び体験をすることが出来た◆高齢者福祉に携わっているが園芸福祉を導入したい◆これからもスキルアップを図りたい◆何も考えずに植物を植えていたがこれからは育てる気持を大切に◆高齢者と楽しく園芸福祉が出来れば嬉しい◆園芸福祉とは重たい学問と思い受講したが楽しくて良かった◆古賀市の高齢者福祉事業に参画する喜びがある◆連続できつかったが今では喜びで疲れも飛んだ。などを話された。

開催事務局としては、後半で野外実習の前、大雨が降り土砂を入れてもらうなど忙しい思いをしたが、皆さんの笑顔を見ると疲れもすっ飛んだ感じである。
もうひとつ、嬉しかったのは今回の受講が1名だったシニアライフアドバイザー(SLA)が、次回は是非受講したいと2名の方が言われていることである。ジェロントロジー(長寿社会の人間学)を学習しておられるSLAが園芸福祉に興味をもたれることは、園芸福祉がSLAの活動領域にあると言うことだと思う。青空ディサービスとして植物を育てる行動と仲間づくりが介護予防にも繋がる園芸福祉は今後、施設、病院、グループホームなど広がりを見せると思われる。

■初級園芸福祉士養成講座―第1日目

前川講師による園芸福祉概論 参加者自己紹介・参加動機表明

■初級園芸福祉士養成講座―第3日目

高松講師による植物の基礎知識 モデルガーデンのテーマ討議
モデルガーデンづくり実習
腰高花壇モデルガーデン完成 モデルガーデン完成