「えんがわくらぶ」に足を踏み入れてから5年が経とうとしています。入会のきっかけは代表の山川さん。サラリーマンを定年で辞めて半年、何かやらねばなるまい、と考えていたときにある会合で知り合い誘われて3期生となりました。

 週に2回の集まりで10名の仲間と楽しく学び、遊び、あっという間の1年間でした。特に東小学校の子供たちに接し、教え教えられ、童心に帰って一緒に遊べたことが何にもまして良かったと思います。

 また、今まで全く関係の無かった同世代の人たちと交流し、会社勤めとは違う仲間意識を持てたこと、違う世界を経験してきた人の話や同じまちに住む共通の話題など、1日5時間を1年間で100日、500時間の付き合いのできる場はそうざらには無いでしょう。得がたい経験の1年でした。

 「えんがわ」を修了したところで山川さんに捕まり、いつの間にか副代表の立場でお手伝いすることになりました。副代表といっても運営の主業務は山川代表におんぶに抱っこですから、「えんがわくらぶ会員」のお世話程度で、つまり3期生がずっと落第を続けているようなものですから、上に述べたような会得は今も続いているわけです。実際1年で修了する多くの人がもう1年やりたいと、落第志望が続発です。

 このような場が市内のあちこちにできると、もっと多くのシニア市民が同じ喜びを得られるのですが、まだまだそこに到りません。この道をゼロから開き、今も引っ張っておられる山川代表には頭の下る思いです。

 私は「えんがわくらぶ」終業後、この経験を財産にして別の古賀市の介護予防施設で新しい仕事の立ち上げを担い、今は週に3日そこでチーフコーディネーターとして仕事をするようになりました。そのため「えんがわくらぶ」には週に1日しか顔を出せなくなりましたが、5年経っても「えんがわくらぶ」に来るのは(お世話役ではありますが)やはり楽しいものです。