この通信は、シニアが気になる!数字やトピックスから、安全・安心な社会をさがし求めます。

No.51/2011.1.17(月)発行
発 信/SLAとうきょう

昭和の風景は「思い出の ちから」

今号は その22 <昭和58年>1983年のできごとロジー

●<話題・世相>大韓航空機撃墜事件
●田中元首相実刑判決
●三宅島大噴火
●サラリーマン新党結成
●<流行語>・義理チョコ・軽薄短小・カフェバー・愛人バンク・不沈空母・おしん、家康、隆の里
●<ヒット商品>任天堂ファミコン・タンスにゴン・ディズニーグッズ
●<物価>国鉄初乗り120円・ビール280円・タバコピース10本100円
●<はやり歌>さざんかの宿・矢切の渡し
●<その他>・TVおしん大ヒット・東京ディズニーランド開園・フルムーン切符
●<物故>片岡千恵蔵、カレン・カーペンター、寺山修二  
★出典=ザ・20世紀より   

*「六甲の水発売」・・・水を買うなんて。上原兼、高峰三枝子・・・シニア向け旅行切符の始まり。 

<小さな特集> 無縁社会3
つながる ちから


※水彩画は:上野・鈴本演芸場の賑わい。 藤木亘「小さな画室」より。 
http://www.ne.jp/asahi/fjk/art/

社会のかたちが、恐るべき勢いで変わっている・・・。昨年暮れの朝日新聞1面トップに、「孤族の国の私たち」と題する連載企画の始まりを告げる記事が載った。   「無縁社会」の問題がクローズアップされ、この欄でも採りあげてきたテーマ。
住民票や戸籍とういう紙の上だけで生きている「所在不明高齢者」が全国で見つかった年でした。
たとえ家族がいても、孤立はしのびよる。「家族」から「弧族」へ、新しい生き方と社会の仕組みを求めてさ迷う国・・・。特集企画は、反響を呼び、新しい年をむかえた今もつづいている。

★個から弧への加速★家族に頼れる時代の終わり★増え続ける「独居で未婚」★「単身化」が勢いを増し、50歳男性で3人に1人は未婚者に★孤独死、40代から高いリスク★東京23区では「毎日、平均10人が孤独死」・・・といったショッキングな見出しを拾ってみるだけでも、大よその内容がつかめる。

★死亡(者)が、出生の倍に★団塊ジュニアが中高年になる2030年に、4割は独居者が都市部にあふれる時代がくる・・・。取材班のライターは言う。「いま起きていることは、私たちが望み、選んだもの。地縁や血縁にしばられず、個が発揮される社会を求めてきた」ツケだと。

★同世代で傾聴ボランティアをしているケースでは、「話すことは、息をすることに似ている。普段は意識していなくても、人はこれなしには、生きていけない」とのコメントが響いた。

★連載第1部の最後(1月7日付)には、「つながりあれば前向きに」というタイトルで、配偶者を失った人を支え、死別の悲しみを分かち合う「気ままサロン」(佐藤匡男代表)の活動が紹介された。
http://enjoy1.bb-east.ne.jp/~kimama-salon

★「聞いてもらうだけで」、「赤の他人に助けられた」、「働きたい、人とつながりたい」、「最後に人とつながった」。これまでに見てきた朝日新聞の11回シリーズの事例からは、「家族」とのつながりはむしろ例外で、そこには地縁でも、血縁でもない 「つながる ちから」が見えた。

※同紙はこの後の、専門家や読者の意見を特集、第2部では女性のケースを採りあげる予定という。 ※「朝日コム 弧族」の検索で、全シリーズを読めます。 気ままサロンの会報「これから」→

人生の大掃除? 「断捨離」 が大ブレーク
単なる整理術ではなく、もっと精神的な意味合いでの、シンプルなライフスタイルを目指すことらしい。外からの不要なものを絶つ「断行」、身の回りの不要なものを捨て去る「捨行」、不要な執着から離れて、精神的な自由な状況を生む「離行」といったヨガの哲学から、ヨガ・インストラクターでもあった「やましたひでこ」氏が開発。女性誌やテレビ番組で特集されるなど一気に大ブレークして今や流行語に。書店には「断捨離」系の新刊本が平積みされています。
★「こだわりの対象には支出を惜しまず、そうでない対象には節約を徹底する、といった「消費のメリハリ志向」のなかで、断捨離もその一形態」と、世の中のトレンドに詳しい四元正弘氏(電通総研ヒューマン・インサイト部長)。その物語性や、マイナーな漢字三字からなる語感のインパクトも見逃せない、と評価する。
★片付けは生き方にそって・・・「思い出の品を捨てるには、しのびない」などと迷ったら、コンサルタントやサービス業者の出番だ。支援をする専門家や専門団体も続々登場する。米国では、プロフェショナル・オーガナイザーと呼ばれ、約4千人が活躍しているという。日本でも2年前に協会が生まれた。 http://jalo.jp/
★年老いた、別居中の親の部屋の掃除を第三者にゆだねる人が増え、その代行サービスも盛んだ。ハウスクリーニングのカジタク(中央区)の「親孝行プラン」は、週1回、家を訪問して掃除や買い物などの家事を代行する。「ひとり暮らしの親が心配だが、自分には時間がないから・・・」と息子や娘世代からのオーダーも多いという。
★本の買い取りのブックオフは、本だけでなく衣料品や生活雑貨にも対象を広げた。ブランド買取りサイト「ブランディア」(東京・大田)は、利用者に梱包段ボールを無料で配布しておき、自宅に居ながら、整理できる便利さを訴求する。  http://www.bookoff.co.jp/
★「断捨離」は、むしろ老いを迎える高齢者にとって欠かせないテーマ。何も、今にはじまったことではない。人生のエンディングを、自分らしく生きるために何をしておくか。「気ままサロン」では、「終活」の語が流行するかなり早い時期から、仲間で語り合っている。
★終の棲家は? 遺産相続、遺言、エンディングノート・・・独り暮らしになってからの住まいや生きた方は? 人生の大掃除は、暮れの大掃除のように1回では済まないようだ。
人生のエンディングにおける整理は、「天国へのお引越し」にも繋がる。遺品整理はともかく、「遺体整理」では哀しい。東京では3割が「直葬」だという。(NHK、新聞各紙を参考にしました)

★介護体験記 『男性介護100万人のメッセージ』・・・と題する第2集が男性介護者と支援者の全国ネットワーク(事務局・京都市)から。親の介護49人、妻の介護92人、その他6人の苦悩や喜びを綴ったもので、前向きなケアへのヒントと元気を貰える(体験のちから)

★紅白で涙さそった「トイレの神様」・・・孫を応援する祖母と暮らした日々を切々と歌い、多くのひとの胸を打った。民放の新春ドラマスペシャルも好評。シンガー・ソングライター・植木花菜のドキュメンタリー。おばあちゃんの貫禄と、やはり(歌のちから)

★99歳の詩人の処女詩集 『くじけないで』・・・100万部突破(飛鳥新社刊)。宇都宮市に住む柴田トヨさんは92歳から詩作をはじめた。新聞に投稿した作品はラジオや朗読CDにも。14歳から100歳までと幅広い読者からのカードも1万枚を越すという。99歳のニッポンのおばあちゃんのメッセージは、やはり(詩のちから) 写真=新聞広告から

★三浦雄一郎さん、最高齢エベレスト登頂に挑戦・・・80歳になる3年後の2013年にエベレスト(チョモランマ、8848b)に挑戦する。75歳のときエベレストに登頂、いったん世界最高齢登頂者としてギネス記録に認定されたが、76歳でネパール人登山家が登頂していたことが分り記録が修正された。今年も海外の6千b級の山に遠征する予定でトレーニングを積んでいる。頑張れ! http://alltanys.jp  (朝日・読売・日経 読み比べサイト)

不安がいっぱい 安心をください!

★老後の同居・近居希望がふえる・・・核家族化が限界まで進み、再び、家族は緩やかに連結を始めた?「老後は、息子(娘)と同居したい」と回答した人は、02年の10%から10年では23%に増えた。一方で「子どもたちとは別に暮らす」という答えは41%から34%へ減った(内閣府22年「国民生活に関する世論調査」、日経新聞1月4日)。

★親族や地縁関係は薄れたが・・・今の親世代より経済的に不安がある子世代の環境も背景
にあるようだ。嫁、姑の問題の起きにくい妻の実家で同居し夫婦ですねをかじるのが「パラサイ
ト・ダブル」と言うそうな。同名の著書を持つ精神科医・和田秀樹博士が名づけ親。

★「特定高齢者」とは呼びません・・・「健康づくり高齢者」や「元気向上高齢者」と呼ぼうと担当大臣。「特定高齢者」の名称は、65歳以上の高齢者で介護予防事業の対象者のこと。呼び方
などより、この事業が、厚労省が目標としている5%を大きく下回り0.5%と低いことの方が問題なのです。

★自動車保険料、60歳以上は高負担に・・・現行では35歳以上なら保険料は同じだったが、高齢者の事故の増加理由に、今春から改定になる。値上げ幅は60歳未満が年1千円、60〜69歳では3千円、70歳以上は7150円の大幅値上げ。60歳以上の運転免許保有者は09年1996万人で01年にくらべ約6割増。70過ぎたらクルマ乗るな、か?

※上野東照宮の冬牡丹→

★都内の民生委員が足りない!・・・高齢者の安否確認などを担う民生委員が、ほかの都市にくらべ東京都は少ない。国の基準では1万5671人の委員が必要なところ9185人しか確保できていない。21区町村が5割未満。「1人の委員が440世帯」とする基準を大幅に超え、約2千世帯を受け持つ委員もいるという。逆に、福祉を重視する名古屋市や京都市は独自の規定で270人に1委員の割合。(東京には貧しいもの、足りないものがたくさん)。

★気づきにくい兆候 「心筋梗塞」・・・治療が遅れるほど重症化、死亡率も高いといわれる心筋梗塞。発症から治療開始まで平均3.9時間かかっていた(厚労省研究班しらべ)。国立循環器病研究センター(大阪)に運ばれた患者321人のうち救急車以外で直接来院した40人は7.5時間。かかりつけ医など経由した162人は平均12.4時間だった。心肺蘇生に関する米国心臓協会の指針は2時間以内の治療を勧告している。(この差、何の差、気になる差)

■第21回 文学歴史散歩

徳川幕府お膝元の町人の街「日本橋・人形町」コース
日本橋界隈は、江戸時代の幕府のお膝元、町人の街として栄えました。金貨・銀貨の鋳造、米、魚市場、衣料品、酒、雑貨など日用品の流通拠点でした。他方、日本橋の裏側にあたる人形町界隈は、旧吉原のあった場所故か歓楽街として発展したもの。
現在では、オフィス街、老舗の並ぶ買い物、グルメなど色々の顔を持つ代表的な下町です。何気なく通り過ぎる街、日本橋・人形町界隈を巡ります。
◆実施日:平成23年2月27日(日)(小雨決行)
◆集合:地下鉄線「三越前」駅 B6出口、午前10時
◆コース:(総計約4km、3時間コース):@日本橋(魚市場跡、高札場跡、晒し場跡、五街道の起点)、A三浦安針旧居跡、B伝馬町牢屋敷跡、C石町時の鐘、D大安楽寺(旧処刑場)、E椙森神社(藤原秀郷建造)、F玄冶店跡、Gジュサブロウ館(人形館)*入館せず、H牡蠣銀座跡、I谷崎潤一郎生誕地、J水天宮。解散:水天宮駅付近。
◆昼食:「玉ひで」は休みですが、他の親子丼店は如何。◆案内人:酒井文夫SLA
◆参加費:300円 ◆問合わせ先・申込み先/SLA東京 090―3041−6748(岡田)

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■第18回シニア住宅見学会
3月末〜4月はじめに@介護老人施設「サンテーヌ土浦」(茨城県)視察と「亀城公園観の桜会」、又はA●二子玉川(世田谷区)内の介護施設見学を予定しています。
詳しくは後日、ご案内致します。(案内人・沢木清美SLA、大賀勝SLA)


<気になる言葉>

断捨離を話題に・・・
一気に捨てられなかったら、ひと先ず「思い出のコーナー」をつくれ、とプロのアドバイス。私だったら一部屋でも足りないワ(プロに聞け)
「思い出はチカラ」なの。捨てたら私、生きる力が失せるわ(捨てるな)
視覚的に色わけ。カラフルになったけど何がどの色だったか迷っています(色減らせ)
「1年間一度も使わなかったものは捨てるのが基本」。「みんな使っているの」(ウソ)
部屋をすっきりさせるため、結局、大きな新しい本棚を買ってしまった(良かった)
  <年の初めに当たって、齢の話題>
今からでも入れます、障害保険」がキャッチコピーのパンフレット。よく見ること「80歳までが有効」でした。(よく見た)
片付けたとたん、必要な書類が見つからないで困ったわ (誰でも)
「お孫さんに何と呼ばせますか?」という問に、だんぜん多いのは「じーじ」、「ばーば」。音引きが、うしろに付いて、さらに「この・・・」が頭に付いたら、この世も末(最悪)
100歳までは生きたくないね。手帳やカレンダーの年齢早見表には99歳までしか出ていないでしょ?日野原さん、可哀そう!
永六輔さんの本、『大往生』からヒントを貰って・・・
「今日のあなたって、若い!」・・・明日より、今日は誰でもひとつ若いのです。(納得)
  チエーホフの『三人姉妹』に、「六十過ぎたら老いぼれだ!」というセリフが何度も出てくる。八十二歳の老女を「くたばり損ない!」とも言っている。(芝居)
孫に、「おじいちゃん、大きくなったら何になるの?」と聞かれたから、とっさに、「おじいちゃんは、仏様になるんだ。」と答えた。(模範解答)
「この猫(犬)、人間だと何歳になる」とは言うけれど、「この人、猫(犬)の年齢だと何歳」とは言わないわよネ(言うかも)
99歳の詩人・柴田トヨさんの「くじけないで」・・・・「貯金」と題する詩から。
「私ね 人から やさしさ貰ったら 心に貯金をしておくの さびしくなった時は それを引き出して元気になる  あなたも今から 積んでおきなさい 年金よりいいわよ (97歳のとき)

◆「農事暦」のついた質素なカレンダーを貰いました。睦月の落葉集め、下草刈り、畜舎の防寒、温書床の準備そして麦踏み・・・如月は、ナス、キュウリ、トマト、カボチャの温床播種。イチゴの敷き藁、菜種の追肥。霜害に注意。◆ハウス栽培が多い現代では、そぐわないものもありますが「麦踏み」は健在。◆4日は早や立春。善意のランドセルを背負った子たちには、新学期が待ち遠しい。(岡)

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