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たった半年だけの カナダ暮らしの流儀
わが人生に少しだけアクセントを付けたいと
初老の男が単独行で半年間だけカナダで体験した滞在記
ホームステイは若者たちの特権ではない。ホームステイ先の夫婦やその友人たちと交流を十分に楽しみ、カルガリーの安宿B&Bにも滞在して異なる人種の友達もできた。
また、カナダ独特の自然の中をゆったりと流れる時間に任せて、森に囲まれた湖畔でするキャンプに圧倒されるような流れの中でする豪快な釣りは、「生きていて良かった!」と感じるとき。
彼らとともに行動し、多種多民族の住むカナダを肌で感じるようになったとき、この年齢にふさわしい喜怒哀楽をどのように表現することができたか。
【橋井渓一郎】
■「はじめに」より
家に戻ると真っ先にパソコンのメールボックスを開いて、届いているメールを覗きます。無意識のうちに友や社会とのつながりを求めているのですね。なかなか眠れない蒲団の中で、そんなことに気づきました。日々の暮らしに何か足りないものを感じているのかもしれません。
最近ではもう、幸か不幸か、これといって怖いものもなくなってしまい、脱日常的な感覚を求める情熱も次第に薄れてこようというものです。何だかんだと言っても、60数年も生きていれば、いつ幕がおりるかわからない。それでいて、時間を意識するような年齢になっても、結局は無為に時間を追いやってしまう…そんなことはありませんか?
そのとき一生懸命にやってきたつもりでも結果的には、いい加減に過ごしてしまった気がするわが人生に少しだけアクセントを付けたい。最初は、いたずら心みたいなものでしたが、次第に真剣な思いとなって冷静になって、かねてから考えていたカナダ単独行を決めたのです。
目 次
- 序 章 おお、カナダ! 森と湖の国
- 第1章 静かな時間が流れる片田舎でスローライフを
- 第2章 「英語は度胸!」と腹をくくったのだが
- 第3章 和気あいあいとした雰囲気のなかに結婚式は淡々と
- 第4章 宿を訪ねる客人が多いから話す相手には事欠かない
- 第5章 あのブラウン鱒は私の身長の1/3はあった!
- 第6章 あとは、私の釣り時間となった
- 第7章 結局、カナダ料理ってなんだったのか
- 第8章 日本人、だからどうした?
◆出版社 / 横濱屋 ◆定価 / ¥1,000(税込)